元気モリモリ!もりもと信之の活動ブログ

  1. トップページ
  2. 活動報告&ブログ
  3. 元気モリモリ!もりもと信之の活動ブログ
  4. 11月13日 福祉企業委員会行政視察報告「八王子市保・幼・子育て連絡協議会について」

投稿日:2017年11月23日

11月13日 福祉企業委員会行政視察報告「八王子市保・幼・子育て連絡協議会について」

福祉企業委員会行政視察
「品川区要介護度改善ケア奨励事業について」
福祉企業委員会において。11月13日「八王子市保・幼・子育て連絡協議会について」14日「品川区要介護度改善ケア奨励事業について」の2日間行政視察をおこないました。
IMG_4006
「八王子市保・幼・子育て連絡協議会について」
●八王子市の特徴は?
八王子市は人口577,505人 面積186.38km2、高槻市と同じ中核市でもあります。私立の小学校70校、中学校38校、都立中学校1校、私立中学校9校、都立高校9校、私立高校10校、大学も21校であり、幼稚園はすべて私立31園、保育園は市立16、私立84園、学童保育も82か所というまさしく文教都市です。住民票は自分の住んでいた市に置いたままの学生さんがほとんどで、人口約57万人であるが、大学生の約10万人もプラスして考えている街である。
●どのような取り組みを行っているのか?
「小1プロブレム」という問題解決の為に、保育園・幼稚園と小学校の連携が必要であり、平成12年5月に市の子育て担当部署を事務局に協議会を設置。協議会では園と小学校の違いなどを話し合い、情報共有や年1回市民向けに講演会等を行っていた。
その後平成19年には、就学支援シートの作成、平成26年度からは、「保・幼・小連携の日」の施行実施をおこなっている。
「八王子市保・幼・子育て連絡協議会」が年3回(5月、11月、2月頃)、5つのブロックでの会議は各1回(2月頃)行っている。全体の協議会は、保・幼・小連携における意見・情報交換や就学支援シートの活用の取組、調査・研究を行っていたり、地域別のブロック会議では、地域の関係機関の教職員が意見交換や取組事例の紹介、グループワークなどをおこなっており、地域の課題を共有している。
●連携する保・幼・小での相互参観や教職員の意見交換って?
連携の日(保・幼・小で意見交換をおこなう日)については、小学校区ごとに園とチームを組んで実施しており、参加している機関は、保育園、幼稚園、認定こども園等と小学校であり、また地域によっては学童、児童館、子ども家庭支援センターなども参加しているそうです。人数は、10~40人程度であり、意見交換のテーマは主に、「子どもにどのような課題があり、どのように支援しているか」、「子どもや施設の様子などについて」であります。
この連携に参加している民間の保育園、幼稚園は約半分の園が参加しており、市役所の子どものしあわせ課(担当部署)から呼びかけを行っています。
●メリットは?
保育園・幼稚園と小学校などがお互いの施設での活動内容や指導方針を知ることで発達年齢に応じた指導の在り方を理解するきっかけになったり、子どもの育ちについての共有理解につながったり、必要な知識を得る場となっています。
小学校側としては、学校の先生が入学予定の子どもの成長や発達状況の把握ができることで、円滑なクラス運営や子どもへの効果的な対応が可能となることが大きいとのことでした。
●就学支援シートについて
就学支援シートの周知文書を就学時健診案内時に配布しており、保護者から各小学校への提出が10月~1月末の間でおこなうことになっています。
このシートを利用することで継続して支援を受けることができ、子どもの特性や次の施設や担任に理解してもらえる。
小学校での適切な支援や小学校がその子を理解につながり、「園と保護者」「保護者と小学校」「小学校と園」が連携するきっかけになり、保護者と園がその子を理解するきっかけになる。
福祉企業員会20171123_0001

福祉企業員会20171123_0002 福祉企業員会20171123_0005

福祉企業員会20171123_0006
●課題は?
作成するにあたり園側に書類作成の負担が発生すること、小学校ではこのシートをもとに保護者と面談等をおこなっていますが、作業量は園ほどではない。
シートを利用してほしい方が利用しない(保護者の理解を得ることが難しい)
開始当初は3%台だった利用率は10年間でH28年入学時は9%台に達している。

福祉企業員会20171123_0004

●高槻市ではどのような課題が?
高槻市でも市立幼稚園が平成30年から園区制が廃止されることで市内のどこの幼稚園でも通えることになりますし、私立の幼稚園・保育園などは地元にあるとは限りません。そこで、子ども達が地元の小学校に入るときの連携が問題となっています。そこで八王子市の「保・幼・小子育て連絡会議」や「就学支援シート」を実施されている八王子市の視察となりました。今後、高槻市でもこのような課題に向けて取り組んでいく必要があります。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
さてここで「小1プロブレム」についての記事を紹介したいと思います。
=2016/04/03付 西日本新聞朝刊教育面=

入学の春、大なり小なり、どこの小学校も「小1プロブレム」に直面する。この問題に先生たちはどう向き合っているのだろう。九州北部にある小学校の取り組みを追った。
「今度の新1年生、ちょっと大変かもしれない」。教頭のシミズ(50代)=仮名=は危機感を募らせていた。
この小学校では毎春、新1年生の対応に追われる。母親と登校してきても、母親と別れられず、校舎に入れない。教室でも授業中、誰かが歩き回ったり、私語が絶えず、落ち着かない。支援の指導員も加わり、担任も指導に知恵を絞るが…。
学校には3学期に入ると、校区の幼稚園や保育園、行政の福祉担当者から、新1年生の情報が上がってくる。配慮が求められる子どもについては、「個別の支援計画」と記された用紙に留意事項が書かれている。「例年は4、5枚なんですが、今年は10枚以上もあって」。それがシミズの一層の危機感につながっていた。
2月にあった「入学説明会」。入学予定の親子の大半が訪れた。入学を前に準備するものなど、体育館で親が説明を受ける間、子どもたちは1年生の教室で、教諭や5年生と過ごす。学校に慣れるための「予行演習」でもあるが、教諭たちはその様子をつぶさに観察していた。
すると、親と離れて泣きだす子、勝手に机の引き出しを開けて粘土で遊びだす子、歩き回る子たちが少なくなかった。
「子どもさんのことで、心配な方は相談に来てください」。説明会の後、教頭が呼び掛けると、前年の約2倍の親が訪れた。「うちの子はいつもひとりぼっちで」「教室の席は前の方にお願いします」
予感は確信に変わった。
対応の鍵を握っているのが、クラス編成だという。
子どもたちを各クラスにどう配置するか。担任は抱えきれるか。子どもばかりではなく、親同士の人間関係まで含め、どれがベストミックス(最適の組み合わせ)か、学校では何度もクラス編成会議を重ねる。
課題のバランスも大切だが、見落とせないポイントは「クラスのリーダーになる子どもは誰で、どう配置するか」だと言う。「先生ばかりではなく、子ども同士で問題を解決する集団づくり」のためだ。
だが、本当に必要な細かい情報はなかなか上がってこない。そのため、シミズらは幼稚園や保育園の行事にもこまめに顔を出し、「幼保小連携」を深め、情報を得ている。「情報戦なんですよ」。シミズはそう話す。
クラス編成会議は毎年、慌ただしい。3月25日の教職員異動の内示を待って、本格的な議論を始めるからだ。同校では今年、校長も異動になった。シミズはより厳しい対応と判断を迫られることになった。
クラス編成会議は同28日、30日と開かれた。特別支援学級、養護教諭を含め計11人の教諭が集まった。白板には、シミズらが作った各クラスの名簿原案と、課題を抱える子どもの情報メモが貼られていた。
まず、重い食物アレルギーを持つ子どもについて「職員室近くのクラスに」。編成名簿を見ながら「子どもの人間関係がきつすぎないか」「同じ幼稚園の子どもが、集まりすぎていないか」「このクラスは(課題が)重すぎないか」などと、ざっくばらんに語り合い、修正していくのだという。
運動会もにらみ、運動が苦手な子どものバランス配置にも気を配るという。2回目の会議では、経済的な困窮や親からの虐待など、家庭環境まで含めて検討された。
だが、この段階では誰が1年の担任になるか、シミズには腹案があるが、教諭たちには伝えられていない。新校長が着任した4月1日、それは正式に伝えられた。

小1プロブレム 幼稚園や保育園から上がってきた小学1年生が、学校生活になじめず、授業中に騒いだり、動き回ったりする問題。学級崩壊につながったり、担任教諭が心身とも疲弊し、休職に追い込まれるケースも少なくない。1990年代後半にクローズアップされ、そう呼ばれるようになった。
文部科学省は、きめ細かな学級指導が求められるとして2011年度、全国の公立小学校で1年生に限り「35人学級」(1クラスの児童数35人以下)を導入した。だが、財務省は14年、「明確な効果がみられない上、国の財政も厳しい」などとして、教職員の人件費縮減のため、40人学級の復活を求め、波紋を広げた。
小学校から中学校に入学した際、不登校やいじめが増える「中1ギャップ」の問題と併せ、学校現場では深刻な問題となっている。

↑ このページの最上部へ戻る

コメントを残す

↑ このページの最上部へ戻る